ICE ふたりのプログラム (2018):映画短評
ICE ふたりのプログラム (2018)ミュージカル仕立ての“ロシア版『冬の恋人たち』”
ケガから再起を図るのが女性側という違いはあるものの、天才女性フィギュアスケーターとアイスホッケー選手が織りなすスポ根仕立てのラブストーリーというだけで、完全に“ロシア版『冬の恋人たち』”。とはいえ、じつはミュージカル構成という意外性に加え、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のイヴシュキン士官こと、アレクサンドル・ペトロフのワイルドな色気が見どころで、クララならぬ「ナージャが立った!」に至るまでの特訓エピソードも笑える。厳しいだけじゃないコーチのキャラや強引ながら胸高まるクライマックスもいいが、フィギュアの技術的にも映画的にも“大技”が用意されてないところに、★マイナス。
この短評にはネタバレを含んでいます