エンド・オブ・ロード (2022):映画短評
エンド・オブ・ロード (2022)社会派アクションスリラーかと思ったら
映画の初めのほうで起こる、白人の男たちが黒人の主人公ブレンダらにひどいことをするシーンや、ブレンダが家を売るはめになった理由などから、これはタイムリーな社会的要素もあるアクション映画なのかと思うと、違った。いざ本題に入るとB級娯楽スリラーで、とくにラストは迫力こそあれありえない展開。そんな中でも、ブレンダとその家族にはとりあえず共感できる。とくにリュダクリスは「ワイルド・スピード」シリーズでは見せる機会のなかった、ニュアンスのある演技を見せつける。逆に白人のキャラクターは薄っぺらい。ボー・ブリッジスは黒人が光るお手伝いをするために今作に出たのか。それならそれでいいが少しもったいない。
この短評にはネタバレを含んでいます