あの頃輝いていたけれど (2022):映画短評
あの頃輝いていたけれど (2022)素直に感動でき、温かい気持ちになれる
予想が簡単につきそうな設定ながら、微妙に思ったのとは違う展開になったりして、飽きさせない。友情物語として素直に感動でき、温かい気持ちになれる。主人公ヴィンスは、20年前には人気ボーイバンドのメンバーとして有名だったのに、今や街のパブでもライブをやらせてもらえない惨めな状況にいる。エド・スクレインはそんなキャラクターを好感度たっぷりに演じ、観る者に思い入れをさせる。監督のエディ・スターンバーグは、自閉症の従兄弟にインスピレーションを得てヴィンスの音楽パートナーとなるスティーブの役を書いたとか。そんなパーソナルなこともあって、単にありきたりにはならなかったのかもしれない。
この短評にはネタバレを含んでいます