ユアプレイス、マイプレイス (2023):映画短評
ユアプレイス、マイプレイス (2023)コメディセンスに満ちた脚本とキャスティングが勝因
最近、とくにNetflixで増産されているロマンチックコメディには恥ずかしくなるくらいお決まりパターンのものが多いが、これは楽しめる。まず、ユーモアのセンスに満ちた脚本が良い。それらのセリフを言うキャスティングも抜群で、とりわけ助演のティグ・ノタロ、ゾーイ・チャオは最高。主役のふたりが最後はくっつくのだろうというのは、このジャンルなら誰もが最初から予測することながら、今作では最後のシーンまでふたりが別の都市にいて、恋が盛り上がっていくわけではないというところもユニーク。今作は「プラダを着た悪魔」などを書いたアライン・ブロッシュ・マッケンナの監督デビュー作。今後も活躍が期待できそう。
この短評にはネタバレを含んでいます