ラン・ラビット・ラン (2023):映画短評
ラン・ラビット・ラン (2023)「メディア王〜」のサラ・スヌックは今回もさすが
「メディア王〜華麗なる一族〜」で大注目されたサラ・スヌック(注:これが正しい発音)が故郷南オーストラリアに戻って作ったインディーズ映画。彼女の演技は今回もさすが。7歳の誕生日を機に行動がおかしくなっていくひとり娘を演じる子役も、彼女からあれだけのものを引き出した大人たちも立派だ。7歳という数字に意味があるのは後にわかっていくし、ウサギは「不思議の国のアリス」から来ているのかと思われる。そういった最初の設定やヒントはおもしろいものの、やがてホラーでよく使われるパターンがあちこちに出てきて新鮮さがなくなるのが残念。不気味な音楽や小手先で盛り上げるには、やはり限界がある。
この短評にはネタバレを含んでいます