ワム! (2023):映画短評
ワム! (2023)本人たちの話を聞きつつあの瞬間をもう一度生きる
リアルタイムでワム!の歌を聴いて青春時代を送った者としては、ときめきっぱなし。あの瞬間をもう一度体験させてもらいつつ、それぞれの歌が生まれた背景や意味したこと、初めの頃ヒットを出しても全然お金をもらえなかったことなど、興味深い話をたっぷり聞けるのだ。それも、本人たちの肉声を通じて。そんな中で最も感動させられるのは、ふたりの友情の強さ。ジョージ・マイケルが圧倒的に目立ったが、アンドリュー・リッジリーなくしてマイケルのキャリアはありえなかった。ワム!としてはたった4年しか活動しなかったことに改めて驚かされつつ、80年代の文化に大きく貢献をしたこのふたりに改めて敬意を捧げたい。
この短評にはネタバレを含んでいます