犯罪都市 PUNISHMENT (2024):映画短評
犯罪都市 PUNISHMENT (2024)ライター2人の平均評価: 3.5
安心して楽しめる大人気韓流アクションの最新作
パンチ一撃で敵を吹っ飛ばすモンスター級の怪力刑事をマ・ドンソクが演じる、大ヒット韓流アクション映画シリーズの第4弾が早くも登場!今回はオンラインカジノを軸とした国際的なIT犯罪組織を相手に、アナログ志向のソウル広域捜査隊の面々が悪戦苦闘する。血生臭いハードなバイオレンスと大らかなユーモアと昔気質の人情をブレンドした賑々しさは、どことなく昭和の日本映画を彷彿とさせる本シリーズの醍醐味。この心地良いマンネリ感はむしろ人気シリーズだからこその強みだ。これぞまさしく安定の面白さ。前作クライマックスで示唆された、愛すべきダメ犯罪者チャン・イスの復活もファンとしては嬉しい。
マ・ドンソク”力(りょく)”
マ・ドンソク主演のモンスターシリーズ第4弾。今回も犯罪者側はかなり入り組んで巧妙な手口を披露して悪さ全開です。このシリーズは毎回犯罪者側が一捻りある設定になっていて飽きさせません。ただ、まぁ相手がマ・ドンソクなので、どんなことをしてもかないません。この人が出てきただけで深刻さとか不安感とかが一掃されてしまいます。クライムサスペンスとしてははっきり言って致命的な作りなのですが、そういう部分も含めて圧倒的なマ・ドンソク力(りょく)で映画を支配して、有無を言わせぬ説得力を与えています。次回作のアナウンスもあるので楽しみです。