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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド (2025):映画短評

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド (2025)

2025年2月14日公開 120分

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
(C) 2025 MARVEL.

ライター5人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.4

斉藤 博昭

まずは助走。本領は今後開花しそう。平岳大の首相が予想外に…

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

ある重要キャラが語る、スティーブ・ロジャースとサム・ウィルソンの違いに納得し、新キャップの今後の飛躍に期待が高まる。「今後の」というのは、本作ではロスの運命が際立つから。演じたH・フォードのカリスマ性を改めて実感。

全体に脚本がややとっ散らかった印象で、劇中のキャップのセリフ「タイミングがすべて」とは裏腹に、このシーン、セリフが別の位置だったら効果的なのに…と何箇所かで感じた。ドラマの軸が掴みづらいせいか、重要なアクション場面の怒涛感も薄味に。
日本語セリフは意味は通じるも、言い回しに違和感。2025年の大作なのだから、そういうチェックもしっかりして。平岳大の日本首相は堂々たる理想像で◎。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

『インクレディブル・ハルク』は要復習!?

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 前3作で主人公スティーブンが悩みながら成長していったように、本作では次代のキャプテン・アメリカ、サムの覚醒がドラマの肝となる。

 過去の『キャプテン・アメリカ』を踏襲し、ユーモアは控えめでポティカル・サスペンス色は濃いめ。その中でサムは大戦勃発の危機にまで巻き込まれる。正義がどこにあるかわからない状態で戦うヒーローの旅路という点でも、シリーズの持ち味が生きる。

 嬉しい驚きだったのは『インクレディブル・ハルク』で不気味な笑いを残してフェイドアウトしたスターンズがヴィランとして戻ってきたこと。復活までに要した17年という歳月は同作のヒロイン、ベティともどもMCUキャラでは最長か。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

新たなキャプテン・アメリカが真髄を見せる

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 スティーブ・ロジャースとは異なる、サム・ウィルソンならではのキャプテン・アメリカを描くーーこの本作の使命は充分に達成されている。サムの性格と価値観が、彼の言葉だけでなく、ストーリーにも、そして戦いの在り方にも貫かれて、なるほどサムならそうだろうと何度も痛感させられる。また、このヒーロー名が背負う、現実の状況を連想させる要素も盛り込まれている。

 もちろんファンの期待通りに、ワカンダ製のスーツは新機能を発揮、新たなファルコンと一緒の空中戦もたっぷり、やっぱりサプライズも仕込まれている。さらに、アベンジャーズへの布石が多数。来るべきアベンジャーズに備えるためにも見ておく必要がある。

この短評にはネタバレを含んでいます
猿渡 由紀

ハリソン・フォードの出番と見せ場がたっぷり

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

アンソニー・マッキーがついにキャプテン・アメリカとしてマーベル映画の主役に。応援していただけに、5人もの脚本家がたずさわった脚本が新鮮さに欠け、次の「アベンジャーズ」への土台作り以上の役割を果たしていないのが残念。スティーブ・ロジャースから任務を引き継いだことへの自信のなさ、後悔も、せりふとしては出てくるが、ストーリーの強い感情ポイントにはなっておらず表面的。マーベルが得意なはずのユーモアも少ない。そんな中でもカリスマを見せるマッキーはさすが。一方、ハリソン・フォードは出番も多く、アクションもたっぷり。むしろマッキーより見せ場が多いほど。82歳にしてまだまだお元気な彼に拍手。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

やはりキャプテン・アメリカブランドは信頼できる

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

『デッドプール&ウルヴァリン』や『サンダーボルツ*』はお祭り映画ですが、この『キャプテン・アメリカBNW』はMCUにとっての勝負作であり、絶対に外せない一本。そんな重責を担うことになった二代目キャップことウィルソンの奮闘を描きます。最近、世界観が拡張する一方だったMCU作品の中で久しぶりに地に足が着いた作品になったと言えるでしょう。”サンダーボルト”ロスを引っ張ってきたのもの絶妙でした。過去作からの引用も程よく楽しく、久しぶりにシリーズであることが良い方に回ったと思います。やはりキャプテン・アメリカブランドは信頼できます。

この短評にはネタバレを含んでいます
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