ジガルタンダ・ダブルX (2023):映画短評
ジガルタンダ・ダブルX (2023)インド映画 x マカロニ・ウェスタンな映画愛映画
1970年代 x インド映画 x マカロニ・ウェスタン x ザック・スナイダー監督『300』のスローモーション演出。濃くて熱くてカッコつけるのが正義、という世界を映像で実現。そのうえ、映画の魔力を描く映画愛映画でもあるという山盛りすぎる1本。
主人公が囮捜査をする犯罪組織の親玉は、クリント・イーストウッドのマカロニ・ウェスタンに心酔する男。主人公は映画監督のふりをして接近し、彼の伝記映画を撮ることになる。が、親分は映画撮影のためにヒーローを演じているうちに、現実でもヒーローになっていく。主人公も撮る必要はないのに、撮らずにいられない。映画の魔力が男たちを取り込んで熱く渦を巻く。
この短評にはネタバレを含んでいます