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セキュリティ・チェック (2024):映画短評

セキュリティ・チェック (2024)

2024年12月13日公開

セキュリティ・チェック
猿渡 由紀

ひねりがたっぷり盛り込まれたストーリー展開だが

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

クリスマスイブが舞台のアクションスリラーながら、「ダイ・ハード」にはほど遠し。混雑する日の空港の裏側を見せる最初のほうは面白い。物語にはひねりがたっぷり用意されており、観客を楽しませようという意欲も感じられる。しかし、いくらポップコーン映画とは言え、あまりにリアリティのないことが多すぎて、せっかく高まりかけた緊張感は薄れていくばかり。ジェイソン・ベイトマンをはじめとする悪者も薄っぺらく、ニヤリと笑う場面など完全にステレオタイプ。主演のタロン・エジャトンと恋人役のソフィア・カーソンのケミストリーはゼロ。せりふもチープ。ジャウマ・コレット=セラが監督なのである程度期待しただけに、残念。

この短評にはネタバレを含んでいます
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