続・夕陽のガンマン/地獄の決斗:映画短評
続・夕陽のガンマン/地獄の決斗『夕陽のギャングたち』も4K復元版でリバイバルしないかなあ〜
ただ今、監督レオーネ、主演イーストウッド、音楽モリコーネの世界遺産的な《ドル3部作》が4K復元版となって一挙公開中だが、なかでも『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』は、上質なコメディにしてオペラの風格をも湛えた傑作ウエスタン。原題の“いい奴、悪い奴、汚え奴”キャラが大金目指して互いに裏をかきあい、三すくみ状態となってバトルを展開する。
南北戦争下、両軍が奪い合う橋を爆破しにいくエピソードで、瀕死の大尉に酒瓶を渡し、「これを飲んで、耳を済ましてな」とイーストウッドが声をかけるシーンは出色過ぎ。無論そのあとに待っているシークエンス、名曲「黄金のエクスタシー」が流れての、サッドヒルでの最終対決も!
この短評にはネタバレを含んでいます