怨泊 ONPAKU (2023):映画短評
怨泊 ONPAKU (2023)香港発のインバウンド・ホラー
「民泊」に掛けたタイトルから一目瞭然のインバウンド・ホラー。“日本版『べネシアフレニア』”なノリかと思いきや、導入はあくまでも『THE JUON/呪怨』のフォロワー。残酷描写が話題になった『ドリーム・ホーム』に続き、ジョシー・ホーが土地絡みの案件で酷い目に遭うのだが、座敷わらしが出る噂から始まり、床下から出てくる白骨や悪夢に近い幻覚など、どストレートな『ドリーム・ホーム』に比べ、ちょい盛り込みすぎ。意外な日本人キャストの魅力も生かせず、温泉旅館が舞台だった香港ホラー『黒い殺意』にも似た仕上がりに。ようやく藤井秀剛監督らしさが出始める狂った終盤の展開に、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます