主演男優賞ノミネート&受賞結果
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ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 1975年8月12日生まれ
- アメリカ・マサチューセッツ州出身
俳優ベン・アフレックの実の弟。1988年にテレビ映画『レモン色の空』でデビュー。大学在学中は学業を優先しながらキャリアを積み、卒業後は地道に出演作を重ねてきた。『ジェシー・ジェームズの暗殺』で多数の賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞候補に。同年、兄ベンの監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で主演を務めて演技派としての地位を確固たるものにした。2度目のオスカー候補となった『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で、受賞最有力と見られている。
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アンドリュー・ガーフィールド 『ハクソー・リッジ』
- 1983年8月20日生まれ
- アメリカ・カリフォルニア州出身
イギリスで育ち、アメリカとイギリスの二重国籍を持つ。舞台でキャリアをスタートさせ、新人賞を複数受賞。テレビ出演を経て、『BOY A』の主演で英国アカデミー賞テレビ部門主演男優賞を受賞。以後、『ソーシャル・ネットワーク』で高い評価を得る一方、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのヒットでスターとしての地位も確立。『ハクソー・リッジ』で嬉しい初のオスカー候補となった。『沈黙−サイレンス−』の熱演も追い風になるか。
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ライアン・ゴズリング 『ラ・ラ・ランド』
Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.- 1980年11月12日生まれ
- カナダ・オンタリオ州出身
1993年にカナダの人気キッズ番組に出演。1996年に『フランケンシュタインと僕』で映画デビューし、翌年ロサンゼルスへ移住。『きみに読む物語』の大ヒットで一躍スターとなり、『ハーフ・ネルソン(原題) / Half Nelson』では初のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。以後も『ブルーバレンタイン』『ラブ・アゲイン』など立て続けに高い評価を受け、『ラ・ラ・ランド』で2度目の同賞主演男優賞の候補に。ケイシー・アフレックと受賞を競う。
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ヴィゴ・モーテンセン 『はじまりへの旅』
- 1958年10月20日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
ベネズエラ、アルゼンチン、ニューヨークなどで育ち、デンマークで詩や短編小説を執筆。1982年にアメリカへ戻り、ニューヨークで演技を学ぶ。映画デビューは、1985年の『刑事ジョン・ブック/目撃者』。以後、数多くの映画に出演し、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でアラゴルンを演じて、一躍国際的な人気を得た。『イースタン・プロミス』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、『はじまりへの旅』で嬉しい2度目の候補となった。
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デンゼル・ワシントン 『フェンシズ(原題)』
- 1954年12月28日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
大学卒業後、サンフランシスコの劇団で演技を学びニューヨークの舞台に立つ。1980年代以降、数多くの映画に出演。アカデミー賞は『グローリー』で助演男優賞、『トレーニング・デイ』で主演男優賞を受賞。ノミネートは『遠い夜明け』を皮切りに、主演・助演合わせて今回で圧巻の7度目となる。監督とプロデューサーも兼ねている『フェンシズ(原題)』は、舞台版で同じ役を演じてトニー賞を受賞している当たり役なだけに期待度は高い。
主な出演作『マグニフィセント・セブン』(2016)
『フライト』(2012)
『マルコムX』(1992)
『グローリー』(1989)