監督賞ノミネート&受賞結果
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ 『メッセージ』
- 1967年10月3日生まれ
- カナダ・ケベック州出身
カナダのアカデミー賞と言われるジニー賞の監督賞を『渦』『静かなる叫び』『灼熱の魂』で3度受賞。『灼熱の魂』はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、2013年の『プリズナーズ』でアメリカに進出。作品を発表するごとに、確かな実力と個性を発揮して順調にキャリアを重ねてきた。『ブレードランナー2049』の監督に抜擢されたことでも話題に。『メッセージ』で嬉しいアカデミー賞初ノミネートを果たした。
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メル・ギブソン 『ハクソー・リッジ』
- 1956年1月3日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
オーストラリアで育ち、奨学金を受けながら国立演劇学校に学ぶ。1979年『マッドマックス』に主演し、一躍国際的なスターとなった。アメリカに進出後も『リーサル・ウェポン』シリーズなどで人気を不動のものに。一方で『顔のない天使』で監督業に乗り出し、『ブレイブハート』でアカデミー賞監督賞、プロデューサーとして作品賞を受賞。長編映画監督作としては5本目の『ハクソー・リッジ』で、2度目の監督賞にノミネートされた。
主な監督作『アポカリプト』(2006)
『パッション』(2004)
『ブレイブハート』(1995)
『顔のない天使』(1993)
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デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
Photo credit:EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.- 1985年1月19日生まれ
- アメリカ・ロードアイランド州出身
2014年にサンダンス映画祭で観客賞と審査員大賞(グランプリ)をダブル受賞し、破竹の勢いでアカデミー賞5部門にノミネートされた『セッション』で一躍名を上げた。『セッション』のコンセプトに基づく短編映画も高く評価されている。『グランドピアノ 狙われた黒鍵』などの脚本家でもあり、『セッション』ではアカデミー賞脚色賞候補に。長編映画監督作としては3本目の『ラ・ラ・ランド』で初の監督賞候補となり、受賞となれば同賞の最年少記録に並ぶ。
主な監督作『ラ・ラ・ランド』(2016)
『セッション』(2014)
『ガイ・アンド・マデリン・オン・ア・パーク・ベンチ(原題) / Guy and Madeline on a Park Bench』(2009)
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ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 1962年10月16日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
高名な劇作家で、脚本家、映画監督としても高く評価されている。オフ・ブロードウェイやブロードウェイで数多くの戯曲が上演され、2001年にはピュリツァー賞候補になった。映画は監督デビュー作『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』と『ギャング・オブ・ニューヨーク』で、2度のアカデミー賞脚本賞候補に。長編監督作3本目にして初の監督賞ノミネートとなったが、キャリアは十二分。デイミアン・チャゼル、バリー・ジェンキンズらと受賞を争う。
主な監督作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)
『マーガレット』(2011)
『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000)
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バリー・ジェンキンズ 『ムーンライト』
- 1979年11月19日生まれ
- アメリカ・フロリダ州出身
フロリダ州立大学カレッジ・オブ・モーション・ピクチャー・アーツを卒業。2008年にロマンス映画『メディシン・フォー・メランコリー(原題) / Medicine for Melancholy』で長編監督デビュー(兼脚本)を果たし、高く評価された。その後、テレビシリーズ「LEFTOVERS/残された世界」の脚本や、短編映画、CMなどを手がけた。8年ぶりとなる長編映画の第2作『ムーンライト』が数々の賞に輝き、勢いに乗って初ノミネートでの受賞となるか注目されている。
主な監督作『ムーンライト』(2016)
『メディシン・フォー・メランコリー(原題) / Medicine for Melancholy』(2008)