ADVERTISEMENT

ロード・トゥ・パーディション (2002):映画短評

ロード・トゥ・パーディション (2002)

10月5日公開 119分

ロード・トゥ・パーディション
(C)2002 WENTIETH CENTURY FOX & DREAMWORKS LLC.
猿渡 由紀

サム・メンデスの最高傑作のひとつ

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

オスカーを受賞したデビュー作「アメリカン・ビューティー」や、最有力候補と思われた最新作「1917」ほどには評価されなかったかもしれないが、それら2作に並ぶサム・メンデスの最高作のひとつだと個人的には思う。グラフィックノベルらしさをしっかり残し、かつエドワード・ホッパーの絵画を思い起こさせたりもするカメラワークや映像は、ストーリーを効果的に語り、決してやりすぎにならない。光と音をうまく使った最後のシーンは、とりわけ印象的だ。心がねじ曲がったバカ息子を「007」に抜擢される前のダニエル・クレイグが、怪奇男をジュード・ロウが名演。表情だけで見せるトム・ハンクスの微妙な演技にも感服させられる。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT