ニューオーリンズ・トライアル (2003):映画短評
ニューオーリンズ・トライアル (2003)ホフマンとハックマンの共演シーンは興奮もの
駆け出し時代ルームメイトだったダスティン・ホフマンとジーン・ハックマンの共演がついに実現。演じる役は裁判での敵同士で、ほとんどの場面では同じ部屋にいながら離れているだけに、やっと訪れるトイレでのふたりだけの迫力の言い争いシーンは興奮ものだ。映画自体も面白い。乱射事件で夫を失った女性が、ホフマン演じる弁護士を雇って銃の製造会社を訴訟するという設定は今見ても(残念なことに)タイムリーだし、陪審員選定の裏側も非常に興味深い。ニューオリンズという舞台もビジュアルに素敵な味を添える。知的でスマートな極上のサスペンス映画。
この短評にはネタバレを含んでいます