なんちゃって家族 (2013):映画短評
なんちゃって家族 (2013)邦題センスを無視しても観るべき一本
「とりあえず過激な設定でf-word言わせりゃいいでしょ?」的な昨今のR指定コメディの流れを覆す仕上がりだ。一言で言えば疑似家族のロードムービーだが、『ドッジボール』の監督が悩みを抱えたダメ人間4人のキャラを生かし、ブロマンスで描けないファミリームービーとしての深みが出る結果に。
なぜかTLCの「Waterfalls」を完コピする童貞野郎のキスも、下ネタジェスチャーも、ルイス・ガスマンの登場もやりすぎとはいえ、腹を抱えて笑える。それよりなにより、ラストの「フレンズ」ファンへのサービスに号泣。『ラブ・アゲイン』以来、邦題センスを無視しても観るべきアメリカンコメディだ。
この短評にはネタバレを含んでいます