ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 (2016):映画短評
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 (2016)ライター2人の平均評価: 3
ワーキング・タイトルの底力を見た!
あまりに厳しすぎるレニー・ゼルウィガーの劣化度合にドン引きしながらも、おなじみのキャラがほぼほぼ登場の同窓会状態。前作までは手書きだった“日記”も、iPadに変更。エド・シーランや「江南スタイル」などの流行りネタ使い方や、サシャ・バロン・コーエン組の脚本家、ダン・メイザーならではのきわどい下ネタに加え、前2作の小ネタを交えるなど、なんだかんだラストまで持っていく力技は、さすがの“ワーキング・タイトル印”。ただ、監督を始め、作り手も年齢を重ねてしまったこともあってか、前2作に比べ、テンポが緩やかになってしまったのが、気になるところ。たとえ、次回作を期待させるオチでも、もうお腹いっぱいです。
パトリック・デンプシーの笑顔にだいぶ救われているかも
40代に突入してもいまだ独身のブリジット・ジョーンズが、元彼マークと新たなイケメン王子様ジャックとの間で揺れ動くという、約10年ぶりのシリーズ第3弾。
いい年こいて相変わらず子供みたいなドジっ子ぶり全開なのはさすがにどうかと思うが、まあ、それを抜きにしたら作品自体が成立しなくなるので仕方あるまい。冷静に考えれば…いや、考えなくともツッコミどころは満載だ。
ゆえにシリーズのファン以外に訴求するのはちょっと難しいかもしれないが、いつまでも少年のようにチャーミングなパトリック・デンプシーは抜群に魅力的。それにしても、あのクライマックスから察するに、ことによると第4弾もアリなんだろうな。