ザ・ガンマン (2015):映画短評
ザ・ガンマン (2015)ショーン・ペンはリーアム・ニーソンになりえなかったね。
主人公がアフリカで人道支援活動を行ってる冒頭からショーン・ペン臭がぷんぷん。贖罪のつもりってことか。ま、それはいい。ただP・モレル監督が自ら、痛快作『96時間』を下手クソに焼き直す意味が分からない。しかもペンやハビエル・バルデム、イドリス・エルバといった演技派が雁首並べて、この脚本にOK出したとは……。とほほ。ペンは元殺し屋を演じるためにしっかりボディメイキングしたとか。確かにガン・アクションは派手だし、彼の筋肉美も見せ場のひとつではあるけれど、頑張るところはそこじゃないから。60代でアクション俳優路線を加えたリーアム・ニーソンの偉大さを再確認しました。
この短評にはネタバレを含んでいます