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ソウルガールズ (2012):映画短評

ソウルガールズ (2012)

2014年1月11日公開 98分

ソウルガールズ
(C) 2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.
森 直人

ブチかませ辺境のソウル・シスター!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

素直におすすめ! 決して『ドリームガールズ』の亜種ではない。アボリジニを扱った映画は『裸足の1500マイル』など数少なく、まず題材が貴重。そして実在した女性グループ「サファイアズ」が放つのはひたすらポジティヴなパワー。抑圧された者たちが自力で一点突破をブチかますという“元気の出る映画”として黄金の構造を持っている。

サム&デイヴの「ソウル・シスター、ブラウン・シュガー」など、珠玉のソウル名曲群でパフォーマンスしてくれるのが超楽しい。彼女たちがブレイクしたのはほんのひと時だが、ショービジネス業界に固執しないのが爽やか。これは「成功」のあとも、それぞれ素敵な人生を送った女性たちの物語なのだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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