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MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 (2014):映画短評

MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 (2014)

2014年11月22日公開 115分

MIRACLE デビクロくんの恋と魔法
(C) 2014『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』製作委員会 (C) 2013 中村航/小学館
ミルクマン斉藤

恋の魔法はまったく起きません。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

犬童一心、いったいどうしちゃったんだろう。まず四角関係の緊張感がまるでない。それはあまりに優柔不断な相葉雅紀のキャラに因るところが大きく、これでは韓国女性にフラれたから榮倉奈々に乗り換えたとしか見えず胸キュン感ゼロ。そもそも大画面で観るには年齢的にもこのカップル、バランスが悪すぎるし。一応アート界が舞台なのに、ラストのイルミネーション・イヴェントのショボさ凡庸さはクリエイティヴィティの欠如を示し、相葉の第二人格たるキャラクター、デビクロのアニメーションもただ白けるだけ。画面の薄っぺらさと反比例するように凝りまくった、上野耕路の厚すぎるスコアにばかり目が…いや耳が向く始末だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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