エクソシスト・キルズ (2013):映画短評
エクソシスト・キルズ (2013)ラストシーンの主人公、破壊的演技です(笑)。
ある意味、作品レベルは期待通り。ショボい“Q”みたいな青年が作り出すオカルト銃器で、エクソシスト組織が魔物たち(それ悪魔憑き?悪魔そのもの?)をブチ殺していくんだけど、低予算と主人公の演技力不足を補うほどの力量が監督にはなく、アクションはキャメラの激しいブレとちゃちいイフェクトで誤魔化すばかり。ダニー・トレホが出てはいるがアヴァンタイトルで消えるし(なんと監督よりあとに単名でクレジットされるのに!)、『最強ゾンビハンター』等と同じ“トレホ詐欺”だ(笑)。ただ、神学や悪魔学のマニアなのかなと思わせる物語設定自体はさほど悪くない。むろん活かしきれてはいないけれど……なんだ、このオチは!
この短評にはネタバレを含んでいます