スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo! (2015):映画短評
スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo! (2015)ライター2人の平均評価: 3
前作に比べ、アトラクション色強めなファミリー向け
デビッド・ハッセルホフが出オチだった前作に対し、今回はガッツリ宿敵役でアントニオ・バンデラス。実写パートでのこのキャスティングの違いが作品全体の仕上がりを物語っており、よりファミリー向けとなった劇場版第2弾。特にアメコミヒーローと化すクライマックスでは3D効果全開のアトラクションとしても楽しめる一方、「これはスポンジ・ボブではない」感が増々。ただ、(何が入っているか分からないが旨い)カニカーニバーガーを食せず暴徒と化すビキニタウンの住民やタイムリープを扱ったプランクトン、相変わらずゲイにしかみえないパトリックとの絡みなど、2DアニメのパートはTVシリーズ同様、毒素たっぷりなのでご安心あれ。
3Dでオモチャ化すると、ちょっと欲しくなる
ひと粒で3種類の味×2が楽しめる。実写/2Dアニメ/実写と3Dアニメの共演/という3種類の映像仕様に切り替わる。加えて、キャラたちが3種類の姿に変化。2Dキャラクターたちが、3Dキャラになり、それだけではなく、3Dのままスーパーヒーロー・バージョンに変身するのだ。各キャラがどんなスーパーヒーローになるのかは、見てのお楽しみ。「ええ?! ああ、まあそれはそうか」という変身をするキャラもいる。
そしてこの3D版キャラがキュート。2Dではアメリカンなデザインすぎるキャラたちが、3Dになると一気にオモチャ化。和菓子系の質感も柔らかく、小型ならちょっと欲しくなる。