テラスハウス クロージング・ドア (2015):映画短評
テラスハウス クロージング・ドア (2015)『キス我慢』『テレキャノ』に続く観客参加型ムービー。
「演出だ、ヤラセだ」言うても、テイラー・スウィフトが流れれば、自然に高まる「テラハ」。(一応)完結編の「劇場版」も、観客がスタジオキャストとツッコめる意味で、『キス我慢』の観覧ルーム、『テレキャノ』のプレビュー同様、立派な参加型イベントムービーといえる。卒業メンが戻る爆弾要素もブッ込みながら、核はすぐ惚れるキャラ・てっちゃん最後の恋。小悪魔な才女に振り回されながらの立ち回りは、決してファンを裏切らない。だが、問題は新加入の「Quick Japan」編集部員。後に別冊を出すオトナの事情は目を瞑るにしても、初っ端からガチ惚れとはジャーナリストとして如何なものか。その葛藤を描ければ完璧だったのに!
この短評にはネタバレを含んでいます