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ラスト・ウィッチ・ハンター (2016):映画短評

ラスト・ウィッチ・ハンター (2016)

2016年9月30日公開 106分

ラスト・ウィッチ・ハンター
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平沢 薫

定番設定に"なるほど!"なヒネリあり

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 中世の魔女ハンターが現代でも密かに活動しているという設定は定番だが、工夫は色々。魔女が植物・昆虫・天候を使い、ハンターは鉄と火を使う。ストーリーにもヒネリがあって、なるほどそこはそこにつながるのか、と思わせる瞬間が一度ではなく、「プリースト」のコリー・グッドマンの脚本が、2010年の映画化されていない優れた脚本リスト"ブラックリスト"に選ばれたのも納得。
 ビジュアル面では、"植物"がポイント。現代を生きる魔女の末裔たちはエコロジストで、多様な植物を育てて、商売に使ったりする。大都会のビルの谷間にふと現れる小さな庭に魔術が仕掛けられていて、膨大な時間を超えて、中世と一気に結びついたりもする。

この短評にはネタバレを含んでいます
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