ハイジ アルプスの物語 (2015):映画短評
ハイジ アルプスの物語 (2015)お子ちゃま映画と侮るなかれ、余韻まで素敵です!
宮崎アニメでもお馴染みの児童文学を今更?とバカにするのは早計! 原作に忠実に進む物語は、現代人に欠けている自然を尊ぶ気持ちや人を愛する気持ち、ささやかな幸せを享受することをさりげなく教えてくれる。もちろん自然の恵をいただく食事や干し草ベッドをはじめ、ロッテンマイヤーさんのスノッブさや親切なセバスチャン、白パンにホームシックが原因の夢遊病などなどの肝心要の要素をきっちり詰め込んでいて、笑って泣ける111分だ。アルプスの雄大な自然に溶け込んでいるハイジ役のアヌーク・シュテフェンの無邪気な好演が光っているし、ベテランのブルーノ・ガンツが要所をしめる。見終わったあと、すぐにまた見たくなるはず!
この短評にはネタバレを含んでいます