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アガサ・クリスティー ねじれた家 (2017):映画短評

アガサ・クリスティー ねじれた家 (2017)

2019年4月19日公開 115分

アガサ・クリスティー ねじれた家
(C) 2017 Crooked House Productions Ltd.
山縣みどり

キャラ設定変更にあまり意味がなかった気がします

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

富豪殺害の謎を解きつつ、家族が抱える心の闇に迫るA・クリスティーらしいミステリーだけど、狂言回しとなる主人公チャールズを探偵にした意図が不明。有名すぎる原作を一味変えてノワール風にするため? 原作通り、ヒロインとの結婚を熱望する男の方がキャラに説得力あった気がする。演じるマックス・アイアンズもキャラの濃いベテラン女優に押されまくって、タジタジな感じ。残念。ただしG・クローズやJ・アンダーソンの怪演は必見だし、子役たちも達者。ねじれた老人の支配下でねじれていった人間性を巧みに描写し、主演陣よりも興味深い。だからダークな家族ドラマとしては見ごたえ十分だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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