フード・ラック!食運 (2020):映画短評
フード・ラック!食運 (2020)鹿浜のスタミナ苑に駆けつけたくなる
寺門ジモンの初監督作品という想像もつかない世界だったが、肉をこよなく愛する彼のこだわりと肉愛がぎっしり詰め込まれた快作だ! あることで心を閉ざした青年の人生リスタートという物語に家族愛やさまざまな人生模様をきちんと盛り込み、丁寧な仕事ぶり。ただし主人公は食運持ちというよりも肉をより美味しくいただく食育をされていたわけだけどね。随所で語られる肉好きらしい蘊蓄も大変面白く、「ほほーっ」という感じ。登場する焼肉も実に美味しそうだし、ヒロイン役の土屋太鳳がモリモリと食べるので好感度大。見ていて鹿浜のスタミナ苑に駆けつけたくなったのだが、クレジットで同店が撮影協力と知る。納得ですな。
この短評にはネタバレを含んでいます