ADVERTISEMENT

マイ・ダディ (2021):映画短評

マイ・ダディ (2021)

2021年9月23日公開 116分

マイ・ダディ
(C) 2021「マイ・ダディ」製作委員会

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.5

くれい響

「大恋愛」のムロ泣き、ふたたび

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

ムロツヨシが福田雄一作品では見せることのない、いい表情を連発し、とことん泣かせる。まさに、「大恋愛~僕を忘れる君と」にハマった人ならマストな一本といえるだろう。親子&難病モノとしては、予定調和かつベタベタな演出に見えつつ、娘役の中田乃愛が白血病に立ち向かいつつ、死に対する恐れや焦りを表現し、なかなかの好演。ヒューマンドラマながらも、現在と過去、時間軸を交錯させていく構成も興味深いところだ。そして、理由アリすぎる路上ミュージシャンを演じる毎熊克哉のクズっぷり、さらに自身が吹き替えた某アニメキャラのような事務所を構えているサプライズ・ゲストと、ムロの絡みに思わずニンマリ。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

父親の在り方

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

ムロツヨシの待望の映画初主演作品。
そしてこれもまもTSUTAYA CREATORS' PROGRAM作品ということで、どれだけクオリティの高い作品が続くんだかと思うところです。
新鋭・中田乃愛の必死さと、今年引っ張りだこの奈緒という二人のヒロインの心情描写も秀逸でした。
この二人に挟まれる形となったムロツヨシは夫であり、父であるという立場から、物語を通して、人を愛すること、人を信じることを再確認していきます。
突然の出来事も続きますが、丁寧に描いていることもあって、人間ドラマとしてしっかりと堪能できる一本です。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT