ADVERTISEMENT

シークレット・マツシタ/怨霊屋敷 (2014):映画短評

シークレット・マツシタ/怨霊屋敷 (2014)

2022年1月21日公開 77分

シークレット・マツシタ/怨霊屋敷
(C) AV FILMS PERU

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 2.5

なかざわひでゆき

手堅い仕上がりのファウンド・フッテージ・ホラー

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ペルーの首都にある朽ち果てた「マツシタ邸」。スペイン植民地時代に魔女が建てたとされるこの古い屋敷では、かつて住んでいた日系人一家が非業の死を遂げたことから、有名な幽霊屋敷として地元では恐れられている。その都市伝説が真実なのか調査に乗り込んだ学生チームもまた忽然と姿を消し、彼らの撮影したテープだけが残された…というファウンド・フッテージ物。『ブレアウィッチ・プロジェクト』の系譜に属する王道的な作品で、これといってオリジナリティや目新しさはないものの、CGを使った超常現象を含めてなかなか手堅い仕上がりではある。ペルーでも異端審問があったのは知らなかった。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

マツシタ邸を建もの探訪

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

明らかに『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』な“こけおどし”から始まる、もはや懐かしさも感じるモキュメンタリータッチのPOVホラー。撮影クルーと霊媒師たちが、呪われたマツシタ邸を建もの探訪するのだが、上映時間77分のうち、何か起こりそうで起こらない前半は退屈極まりなく、やっと後半になって、エンジンがかかり出すC級感である。2014年に製作された幻の発掘作といった触れ込みだが、前年に公開された『死霊館』からの影響は否めず、あまりにヒネリがなさすぎる怪奇現象が続く。ただ、幽霊にとりつかれた人間の額に、「肉」ならぬ「死」の字が浮かび上がる現象だけは、ちょっと面白かったりする。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT