ALIVEHOON アライブフーン (2022):映画短評
ALIVEHOON アライブフーン (2022)ようやく日本からも登場した本格的カーアクション映画
eスポーツドライバーとして日本一の天才ゲーマーが、解散寸前で崖っぷちギリギリのドリフトチームにスカウトされ、リアルレースの世界で頂点を目指す。カーアクションは日本映画が最も苦手とするジャンルのひとつだと思うが、『ワイスピ3』にも携わった土屋圭市氏が監修を務める本作は、さすがにハリウッドのように何十台もの車をクラッシュさせるド派手な見せ場こそないものの、リアルで臨場感あふれるダイナミックなレースシーンを存分に楽しませてくれて大健闘。社会に適応できずゲームだけが心の拠り所の孤独な若者が、信頼できるチームの仲間に恵まれることで精神的に成長するというストーリーも、ベタではあるが爽快で後味が良い。
この短評にはネタバレを含んでいます