Rodeo ロデオ (2022):映画短評
Rodeo ロデオ (2022)女性監督と新人女優が作り出した新鮮なヒロイン像
オリジナルの「ワイルド・スピード」をちょっと思わせる設定(そう、今や巨大なあのシリーズも最初はこんな感じだったのだ!)。だが、良い意味でもっと飾り気がなく、自然主義的で、ほとんどドキュメンタリーのような雰囲気がある。キヴォロン監督がインスタグラムで探してきたという新人女優のジュリー・ルドリューが主演を務めているおかげも大きいだろう。キヴォロンとルドリューが作り上げたこのヒロイン像は新鮮。男たちに囲まれていても、ロマンスの要素を出してこないのもいい。そして最後には、予想しなかった、感情的な結末が待ち受けている。今作で監督デビューを果たしたキヴォロンの今後の活躍が期待される。
この短評にはネタバレを含んでいます