リファッション~アップサイクルでよみがえる服たち~ (2021):映画短評
リファッション~アップサイクルでよみがえる服たち~ (2021)ファッション業界の取り組みから考察する持続可能な社会
ファッションが安価な使い捨て文化となった現代社会。ゴミの埋め立て地問題やリサイクル問題を抱えた香港で、大量の廃棄衣料から高品質で長く使えて環境に優しい新たな衣服を造り出すアップサイクル事業や、着古した高級ブランドの子供服に新たな付加価値を付けて販売するリユース事業などに挑む人々を取材したドキュメンタリー。「持続可能な社会」と聞くと、どこか意識高い系の人々が唱える呪文のように聞こえがちだが、この地球に住んでいる以上は誰もが無関係ではいられない課題であることに改めて気付かされる。「あらゆる世代に地球の良き住人でいる責任がある」という言葉がとても印象的だ。
この短評にはネタバレを含んでいます