キラー・ナマケモノ (2023):映画短評
キラー・ナマケモノ (2023)ダジャレから生まれた?爆笑ホラーコメディ
原題Slotherhouseは、Sloth(ナマケモノ)とSlaughterhouse(屠殺場)を掛け合わせた造語。それを登場人物がセリフで言って周囲がゲンナリするというシーンがあり、本作はきっとこのダジャレを思いついたから製作されたんじゃないかと思わせる。そういう、ゆる~い感じが醍醐味の殺戮アニマルvs女子高生コメディ。
ナマケモノはパペットであることを隠そうともせず、リアリズムとは無縁。ナマケモノがスマホを使ってSNSを悪用したり、自動車を運転したりする。そこに、窓から転落したと思ったら覗き込むと姿が見えないなどの、ホラー映画へのオマージュも続々。徹底的に明るい色調と雰囲気も楽しい。
この短評にはネタバレを含んでいます