ADVERTISEMENT
小学生には助言・指導が必要

Shirley シャーリイ (2019):映画短評

Shirley シャーリイ (2019)

2024年7月5日公開 107分

Shirley シャーリイ
(C) 2018 LAMF Shirley Inc. All Rights Reserved
平沢 薫

シャーリー・ジャクスン自身を、彼女の小説のタッチで描く

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

「たたり」「ずっとお城で暮らしている」の小説家シャーリー・ジャクスン自身を題材に、彼女の小説のような雰囲気の映画を撮る-------この監督のコンセプトが明確。普通のようでいて、恐ろしい。この人物の複雑さ、危うさ、面倒臭さが、彼女の家に同居することになった女性の視点から暴かれていく。エリザベス・モスは、こういう何かの熱量が過多な人物の役がよく似合う。

 撮影はノルウェー出身、『イノセンツ』『最後にして最初の人類』のシュトゥルラ・ブラント・グロヴレン。暗い室内の多い画面は、色調も光線も質感も常に写実よりも幻想に傾き、これがシャーリー・ジャクスンの世界であることを強調し続ける。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT