グランメゾン・パリ (2024):映画短評
グランメゾン・パリ (2024)2024年の追尾を飾るゴージャスな一本
目下絶好調の塚原あゆ子監督と脚本家黒岩勉のコンビがドラマシリーズから続投。この二人のおかげでフランス・パリを舞台に日本人シェフがフランス料理でミシュランの三つ星獲得を目指すという一歩間違えると恐ろしく空虚な物語になりかねないところ絶妙な肉付けをして、とてもゴージャスな一本に仕上げました。
もう一つの主人公とも言うべき肝心の料理ですがアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した”RestaurantKEI”の小林圭シェフが映画の料理監修を務めたことで、見事な説得力を持たせました。2024年12月30日公開という本当に今年の追尾を飾る一本です。
この短評にはネタバレを含んでいます