デビルクイーン (1973):映画短評
デビルクイーン (1973)ジョン・ウォーターズ的悪趣味も満載の怪作!
最凶のドラァグクィーン軍団を従えてリオの裏社会を牛耳るオネエ系ギャング・ボス、デビルクィーンが、お気に入りのイケメン反グレくんを警察から守るため身代わりを仕立てようとしたところ、この機に乗じて裏社会の抗争が勃発。そのうえ、身代わりに選ばれたチンピラくんがまた超美形で、デビルクィーンの乙女心に火がついてしまう(笑)。往年のジョン・ウォーターズ作品を彷彿とさせる、キッチュとシュールと悪趣味が混然一体となった怪作!しかも、これが軍事独裁政権下にあった’73年のブラジルで作られていた、デビルクィーンには実在のモデルがいたというのだから驚き。とりあえず全てのカルト映画マニアは必見です。
この短評にはネタバレを含んでいます