エストニアの聖なるカンフーマスター (2023):映画短評
エストニアの聖なるカンフーマスター (2023)おかしな映画が好きな人は絶対に見逃すべからず!
時は1973年、場所はソ連時代のエストニア。カンフーとブラック・サバスとヒッピー・ファッションに感化された若者が、カンフーの奥義を窮めるために東方正教の修道院で修業を積むことになる。なんともシュールでビザール、それでいてレトロでチャーミング。さながらジョン・ウォーターズ×アレハンドロ・ホドロフスキー×ショウ・ブラザーズといった感じの、カルトな匂いがプンプンと漂う作品だ。いやあ、おかしな映画が好きな人にはたまらない面白さ。裏を返せば、理解できない人には全く理解できないだろう。これが同国アカデミー賞で最多受賞を記録するとは、エストニアって素敵な国だと思います!
この短評にはネタバレを含んでいます