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Rez Ball/レズ・ボール (2024):映画短評

Rez Ball/レズ・ボール (2024)

2024年9月27日公開 111分

Rez Ball/レズ・ボール
猿渡 由紀

ニューメキシコ州のナバホ族コミュニティをリアルに描く

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

元になったのは「New York Times」の記者が書いたノンフィクション本。監督も共同脚本家もネイティブアメリカンで、監督は物語の舞台ニューメキシコ州の出身でもある。実際によく知る人たちによって作られたこの映画は、ナバホ族のコミュニティをリアルに描いていく。たとえば、彼らにとって高校のスポーツはどれほど大きな意味を持つのかということ。また、自死やアルコール依存症といった暗い問題にも、目を背けない。スポーツドラマでもあり、ティーンの成長物語でもあるが、そこに関してはアンダードッグもののお決まりパターンで、予測通りの展開。しかし、試合の描写は臨場感があるし、良い意図のある、ポジティブな作品だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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