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レッド・サン:映画短評

レッド・サン

1971年11月26日公開

レッド・サン
轟 夕起夫

日仏米、世紀の3大スターによる異種格闘技的ウエスタン

轟 夕起夫 評価: ★★★★★ ★★★★★

言わずもがな、スチールはモノクロだが本篇はカラー(撮影は名手アンリ・アルカン)、4Kデジタルリマスターでドリームマッチが復活。 “世界のミフネ”、三船敏郎が侍役で西部劇に武士道精神を持ち込み、アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソンとがっぷり組み合う(監督がテレンス・ヤングなので初代ボンドガール、名花ウルスラ・アンドレスも!)。

ロケ地はスペインゆえにマカロニ・ウエスタンの系譜上に連なっており、三船はかの“用心棒”キャラを彷彿させ、ちゃんと各々見せ場が用意されている。一番損な役どころ、宝刀を奪って仲間をも裏切るドロンは「悪」も似合い、実は共演者の個性を進んで引き立てるアクターなのだ。偉い!!

この短評にはネタバレを含んでいます
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