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インスティゲイターズ ~強盗ふたりとセラピスト~ (2024):映画短評

インスティゲイターズ ~強盗ふたりとセラピスト~ (2024)

2024年8月9日公開 101分

インスティゲイターズ ~強盗ふたりとセラピスト~
画像提供 Apple

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

猿渡 由紀

助演の顔ぶれも贅沢。愛嬌があって楽しめる映画

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

根は悪くないが人生の良くないところにいる人が間違ったことに手を出してしまうというのは、ありがちながら面白い設定。コーエン兄弟のテイストをマイルドにした感じのこの映画は、ダメダメなふたりがどんどんまずいほうに行く様子を、愛嬌を持って描いていく。幼馴染みで、過去作でも組んでいるマット・デイモンとケイシー・アフレックの相性は、今回もばっちり。しかも舞台は彼らの出身地ボストン。ふたりが楽しんでいるのはたっぷり伝わってくる。助演の顔ぶれもすごく贅沢で、見せ場が少ないのがややもったいない感じも。斬新さはないが、ユーモアあり、アクションあり、展開のペースも良く、リラックスして楽しめる。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

幼なじみ2人の「あ・うん」の呼吸が微笑ましすぎる!

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

人生、切羽詰まって強盗計画に加担するも、明らかにユルい雰囲気で失敗が目に見えている。やさぐれ感も含め、そんな主人公2人で、マット・デイモンと(脚本も兼ねた)ケイシー・アフレックの得意演技が全開。幼なじみの仲の良さも画面全体に溢れまくって、とにかく観ていてホッコリする。
一方で監督がダグ・リーマンなのでカーチェイスや銃撃、爆発はキレキレ。そのコントラストが本作の妙味かも。アクションとコメディ、感動のバランスで最後まで飽きずに見せきった感。
盗みの対象となるボストン市長が、微妙にドナルド・トランプを意識した造形。現実の2024年の大統領選と重ねて笑えてしまうのも映画ならではの“偶然”の隠し味かも。

この短評にはネタバレを含んでいます
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