赤羽骨子のボディガード (2024):映画短評
赤羽骨子のボディガード (2024)ライター2人の平均評価: 3.5
これは連ドラで観たかった案件
これもコンプラか、ヤクザの隠し子だった骨子の原作の設定を変更したのはいただけないが、それでも石川淳一監督作らしい、わちゃわちゃ感は健在。クラスメイト全員が特殊能力を持っており、集団戦も展開されるという点では、同日公開の『ヒロアカ』とも被る。だが、いかんせん22人もいるだけに、倉悠貴や中田青渚といった若手実力派に関しては、完全にムダ遣いで、明らかに連ドラ向きだろう。ダンスコンテストのレベルの低さにも驚愕だが、『ハニーレモンソーダ』に比べ、確実に役者として成長しているラウール主演のアイドル映画として観れば、観客を飽きさせない計算込みで面白い。
ラウールのアクションはもっと見たい
『ハニーレモンソーダ』で映画映えするなぁという好印象を残したラウールの待望の主演映画最新作。タイトル通り今回はアクション要素が多いのですが、身長も高く、手足も長いラウールのアクションはこれまた見どころが多くて、楽しかったです。コメディ演技も悪くないので、こういった陽性アクション路線を開拓して欲しいなと思うところです。クラスメイト全員に見せ場があるということで、びっくりするぐらい分厚いキャストになっています。そんなボディーガードたちを向こうに回して強烈なインパクトを残す土屋太鳳も良かったです。