遊星からの物体X (1982):映画短評
遊星からの物体X (1982)高画質で甦ったドロドログチョグチョの特殊メイクを堪能!
往年のカルト映画がデジタル・リマスター版で次々とリバイバル公開される中、『ゼイ・リブ』に続いてお目見えしたジョン・カーペンター作品。言わずと知れたSFホラーの大傑作である。雪と氷に囲まれた南極観測基地を舞台に、人間や動物に寄生して体を乗っ取るエイリアンと遭遇した男たちの恐怖。人体を模倣したエイリアンのドロドログチョグチョな特殊メイクが話題を呼んだが、このデジタル・リマスター版の見どころもまさにそこだ。36年前の映画ゆえ、画質がクリアになることで粗が見えてしまうのではないか?と思いきや、むしろ細部までリアルな表現と生々しい質感にこだわったスタッフの完璧な職人技を堪能できる。
この短評にはネタバレを含んでいます