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さんかく窓の外側は夜 (2020):映画短評

さんかく窓の外側は夜 (2020)

2021年1月22日公開 102分

さんかく窓の外側は夜
(C) 2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C) Tomoko Yamashita / libre

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

くれい響

前作と異なる監督の作風に驚き!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

主人公は兄弟でないが、「NIGHT HEAD」「スーパーナチュラル」なBL感満載な原作だけに、今回の実写化は当然。とにかく『重力ピエロ』(脚本は本作の相沢友子)や『宇宙兄弟』など、これまで受けのキャラが多かった岡田将生が、原作より弱々しい三角役の志尊淳を攻めまくる面白さ。さらに、PG12にしては攻めたホラー描写に、余韻が残る“ずとまよ。”の主題歌、そして、またもただならぬ存在感を放つ、“呪い屋”役の平手友梨奈と、見どころ多し。それだけ、散漫になる恐れもありながら、しっかりまとめた森ガキ侑大監督。長編デビュー作『おじいちゃん、死んじゃったって。』とはまったく異なる作風だけに、ちょっと驚き。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

ブロマンス仕様の特盛ホラー映画

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

霊を祓える岡田将生と霊が見える志尊淳のBL風味込みの異色のバディホラーサスペンス。
ブロマンス映画ファンには満足度が高い一本となっているでしょう。そして、久しぶりのスクリーン登場となった平手友梨奈。『響-HIBIKI-』の時の強烈な印象は今でも忘れ難いものがありますが、本作でも抜群の存在感を見せてくれます。そしてちょっと珍しいワイルド仕様の滝藤賢一、ヒール演技がはまってきた筒井道隆とポイントを押さえています。
いろんな要素が贅沢に盛り込まれた一本に仕上がっています。

この短評にはネタバレを含んでいます
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