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RRR (2022):映画短評

RRR (2022)

2022年10月21日公開 179分

RRR
(C) 2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.3

斉藤 博昭

主人公2人の濃すぎる絆で、ダンスシンクロ度も奇跡レベルに

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

特大スケールの怒涛シーンは期待どおりいくつか用意されるが、最もテンションが上がったのは前半のダンスシーン。主演2人が身長・体型とも近いにしても、高速ステップでも恐ろしいまでに完璧シンクロ。腕や脚も寸分違わぬ同じ角度で、インド映画としてもこれは最高レベルかと。
要所のアクションでも、2人の動きのぴったり感、左右対称の美しさに魅了される瞬間が何度か。
それぞれの燃え上がる使命感で結ばれた絆は、観ていて照れくさくなるほど熱く強靭となり、そこを微笑ましく見守れば、エピソードの唐突感も和らぐ印象。
1920年のインドにおける支配側と被支配側の構図はわかりやすく、アメリカでもヒットしたのも納得。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

『バーフバリ』の監督による新たなヒーロー伝説誕生!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、今度はイギリス植民地時代のインドを舞台に新たなヒーロー伝説を描く。横暴で残忍な白人の支配にインド民衆が苦しむ中、英国総督に奪い去られた幼い少女の救出を計画する田舎者と、宗主国に忠誠を誓った警察官が、お互いの素性を知らぬまま固い友情で結ばれ、やがて激しく対立することとなる。アクションありユーモアありブロマンスあり、もちろんインド映画定番のミュージカルもありの豪華絢爛な超スペクタクル大作。『バーフバリ』と同様、んなわけねーだろ!な荒唐無稽も盛り沢山だが、ここまで突き抜けるとむしろ清々しい。ナショナリズムの強過ぎる点は好き嫌いが分かれるかも。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

『バーフバリ』のラージャマウリ監督作が、派手で熱くて濃い

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 娯楽系インド映画の楽しさは、濃度にあり。映像もストーリーも大仰でド派手で、こちらが思っている通りのものを、思った通りの方向のまま、さらに刺激を強めて見せてくれる。ここに着地して欲しいと思うところに、ピタリとハマる気持ちよさ。本作を見ていると、そんな気がしてくる。
 1920年代の英国植民地のインド、英国人の人権無視の行動に立ち上がる男2人を描く社会派な物語だが、実は一種の痛快スーパーヒーロー・アクション。人気男優2人が、有能すぎるインド人警察官と、素手で虎を倒す森の部族の男を演じ、騎馬とオートバイで並んで疾走したりする、男と男の友情ドラマ。派手で熱くてたっぷり濃い。

この短評にはネタバレを含んでいます
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