ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ (2024):映画短評
ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ (2024)ライター2人の平均評価: 4.5
シリーズ最高峰にして、阪元監督のベスト
プロの殺し屋・ちさまひコンビが、あえて前田敦子率いるチームに加わる。2人のキャラ人気が高まるなか、阪元裕吾監督がこの英断を下したことは素晴らしく、それにより『ワイルドスピード』<<<『トリプルX』的広がりを見せることとなった。しかも、対する孤高の殺し屋を演じる池松壮亮は、かなりとんでもないことになっており、「ベビわる」の世界観にハマりつつ、イコ・ウワイス並みに尋常じゃない動きを披露。会話劇としての面白さは健在で、バカンスから始まる“まひろの誕生日狂騒曲”をベースにしたアクション・エンタテイメントとしての完成度も高い。シリーズ最高峰にして、阪元監督のベスト作といえる。
相変わらずのメリハリの良さ
髙石あかりにとっては地元凱旋となる宮崎を舞台にしたシリーズ第3弾。メインの二人を筆頭にどんどん売れっ子になっていくのでいつまでシリーズが続いてくれるのかと思いますが、とりあえず今作が出来上がってよかったです。キレのあるアクションとその合間の緩い会話のメリハリが今作も健在で、楽しかったです。今作では池松壮亮と前田敦子が登場しますが、二人とも器用な部分を持っているのはわかっていましたが、いきなりこの世界観に登場しても問題ないのはお見事です。なんとドラマシリーズも展開予定ということで、まだしばらくはこのシリーズを楽しめそうです。