ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発! (2024):映画短評
ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発! (2024)前作が好きなら間違いなくお薦め!
期待を裏切らぬ“続編らしい続編”。孤島の刑務所にぶち込まれつつ、結構呑気な生活を送っていたインペイルド・レクタム(直腸陥没)の4人組が、独のメタルフェス「ヴァッケン・オープン・エア」を目指して“Heavier trip”(英題)を開始する。物語設計のベースは露骨に『ブルース・ブラザース』。そこに「商業主義との闘争」という重要な主題を重ね、仲良しバンドに初めて起こった軋轢を乗りこえるべくフィンランド魂「SISU」が発揮される。
モーターヘッドのレミーを彷彿させる“ブラッドモーター”のロブなど新キャラもにぎやかで、全体はお祭りノリ。BABYMETALはまるでインペイルド・レクタムの守護天使だ。
この短評にはネタバレを含んでいます