監督賞ノミネート
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アダム・マッケイ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- 1968年4月17日生まれ
- アメリカ・ペンシルベニア州出身
老舗バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」のライター、ディレクターとして活躍。その後、映画監督、脚本家、プロデューサーとして、『俺たちニュースキャスター』やウィル・フェレル出演作を中心にコメディー映画を多く手掛ける。コメディー作品の中にもジャーナリスティックな視点が光るキャリアの集大成ともいえる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』で、脚色賞とのダブルノミネートにしてサプライズ受賞もあり得る。
主な監督作『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』(2013)
『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』(2010)
『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』(2008)
『俺たちニュースキャスター』(2004)
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ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- 1945年3月3日生まれ
- オーストラリア・クイーンズランド出身
医者を志すが医科大学時代に制作した短編映画が賞を受賞し、テレビと映画業界へ。『マッドマックス』で長編映画デビューし、シリーズ化される大ヒットを記録。プロデューサー、脚本家としての活動も多い。アニメーション映画『ハッピー フィート』ではアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。シリーズ第4弾となる『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で、通算6つ目のオスカーノミネートとなった。70歳にして待望の監督賞受賞となるか?
主な監督作『ハッピー フィート』(2006)
『ベイブ/都会へ行く』(1998)
『ロレンツォのオイル/命の詩』(1992)
『マッドマックス』(1979)
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アレハンドロ・G・イニャリトゥ『レヴェナント:蘇えりし者』
- 1963年8月15日生まれ
- メキシコ・メキシコシティ出身
メキシコのラジオDJ、テレビ番組のプロデューサーなどの活動を経て『アモーレス・ペロス』で長編映画監督デビュー。カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリほかを受賞して一躍注目の存在に。以後、『バベル』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、『BIUTIFUL ビューティフル』など発表する作品はいずれも高評価を獲得。昨年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き、2年連続での受賞が有力視されている。
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レニー・アブラハムソン『ルーム』
- 1966年11月30日生まれ
- アイルランド・ダブリン出身
大学時代に物理学と哲学を学ぶ一方、短編ビデオを監督。卒業後に手掛けた短編映画が数々の映画祭で賞を受賞し、数多くのCMを手掛けた。初の長編映画『アダムとポール』で複数の賞を受賞し、続く『ジョジーの修理工場』や『FRANK -フランク-』など小粒だが個性的な作品で評価を得てきた。『ルーム』は前哨戦で作品、俳優が高い評価を得ていたが、初のオスカーノミネートでうれしいサプライズとなった。
主な監督作『FRANK -フランク-』(2014)
『ホワット・リチャード・ディッド(原題)』(2012)
『ジョジーの修理工場』(2007)
『アダムとポール』(2004)
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トム・マッカーシー『スポットライト 世紀のスクープ』
- 1966年1月30日生まれ
- アメリカ・ニュージャージー州出身
1990年代に業界でキャリアをスタートし、「スピン・シティ」といったテレビシリーズや映画『ミート・ザ・ペアレンツ』など俳優として活躍。監督・脚本家としては『扉をたたく人』で高く評価された。アカデミー賞ではアニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』で脚本賞にノミネートされ、今回は長編映画監督作としては5本目にして監督賞、脚本賞にノミネートされるという快挙。作品賞と合わせて前哨戦でも高評価で、受賞に期待が高まる。
主な監督作『靴職人と魔法のミシン』(2014)
『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』(2011)
『扉をたたく人』(2007)
『ザ・ステーション・エージェント(原題)』(2003)