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ピッチ・パーフェクト ラストステージ (2017):映画短評

ピッチ・パーフェクト ラストステージ (2017)

2018年10月19日公開 93分

ピッチ・パーフェクト ラストステージ
(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS Quantrell D.Colbert / (C) Universal Pictures

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.5

森 直人

彼女たちの活躍の意義をこの機会に振り返りたい(←真面目)

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

久しぶり~!という同窓会篇。なるほど、ここでひとつの流行のサイクルもフィナーレを迎えたんだなと。ポスト『glee』の文脈で始まった第一作が2012年。今回はアカペラ大会の禁じ手だった楽器演奏も加わり、大らかに最後のお祭りを盛り上げる。

ファット・エイミーの悪いパパ役で、まさかのジョン・リスゴー出演が白眉か。売りのお下品カラーは控えめ。B級学園コメディをはみ出す話の広げ方は賛否分かれるだろうが、前二作を掘るための入門編仕様と捉えたい。思えば本シリーズ、♯MeTooパワーも反トランプ的なダイバーシティも内包していたのだ。例のゲロ吐きも差別的な毒舌実況解説ギャグも、今回は寸止めって事で。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

かなり強引ながら、ファンにとっては満足の完結編

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

前作の構成を踏襲しながら、しっかり続編としての確立させた2作目のハードルは、さすがに高かったか! いきなり、大爆破シーンから始めたり、「カップス」を自虐ネタに使う意気込みは買いたいが、楽器OKな無法地帯となるアカペラバトルあたりから、いろいろ粗さが見えてしまう。とにかく、キャラクターに甘えてしまった感が強く、ファット・エイミーの父役のジョン・リズゴーやライバル役のルビー・ローズ姐さんは、ほぼ出オチといってもいいほど弱い。それでも、絶妙な楽曲セレクトに、定番のライブシーンなど、音楽の力は偉大であり、かなり強引ながらも、ファンとしては有終の美を飾ったと思える仕上がりだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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