HiGH&LOW THE WORST (2019):映画短評
HiGH&LOW THE WORST (2019)まさか、ほぼ破綻なくストーリーが展開
鬼邪高VS鳳仙を謳いながら、鬼邪高は全日VS定時どころじゃない状況で、地元の店に集うカタギの幼馴染まで登場するなど、大風呂敷の広げ具合は、相変わらず「ハイロー」。ドラマ「シーズン1」リブートな設定や状況も見られるが、ほぼ破綻なくストーリーが展開するのは、脚本に高橋ヒロシの名がクレジットされているからか。複数の特殊カメラを使った河川敷戦は2Dパノラマ的で、高低差を生かした団地戦はな3D「ドンキーコング」的と、見せ場となる2大アクションは、やはり圧巻。映画としては『エンスカ』に次ぐ仕上がりだが、ドラマ「EPISODE.O」ありきとはいえ、本作だけでは”圧倒的な村山不足”なのは否定できない。
この短評にはネタバレを含んでいます